会計ソフトの面倒なところ
会計ソフトがなければ経理の現場は回らないといわれるほど、会計ソフトは役に立つものです。しかし、難点もあります。それが、初期登録作業の面倒さです。ソフトウエアは初期条件をしっかり設定してあげなければ正しい結果を返してくれません。このへんはさすがコンピュータですからどうしようもありません。特に会計情報の場合は数字の世界で、しかもデータは会社全体の活動を表すものですから、初期登録の情報だけでも膨大な量になってしまいます。例えば、得意先や仕入れ先を登録しようと思ったら、少し大きな会社になれば100社、200社は軽く超えてくるでしょう。またその相手先がなくなったり追加されたりすることもしょっちゅうです。さらに、会社が持っている固定資産の数も膨大ですから、100%機能を使おうと思ったらその膨大なデータも入れないといけないことになります。この初期の登録作業を楽にする方法はあまりいい方法はありませんが、強いて挙げれば、会計ソフト導入前からしっかりデータを整理しておくくせをつけておくことぐらいでしょうか。